このたび、2024年8月29日(木)~31日(土)の3日間、沖縄県名護市の名桜大学にて第17回ITヘルスケア学会年次学術大会を開催させていただくこととなりました。
 本学会は、医療健康福祉分野におけるICT(情報通信技術)の応用や社会実装に取組む大学、研究機関、医療機関、企業等の研究者、および医療・介護サービスの従事者、個人等が、その課題や成果について発表し、議論し、新たな方向性を見いだす場を提供することをもって、我が国における当該分野の学術発展と医療健康福祉の増進により社会に貢献することをミッションとして活動しています。
 年々、本学会にご参加くださる方が増加しており、ヘルスケア・医療・介護それぞれの領域でデジタル技術の応用に携わる研究者、医療者、介護者、事業者のめぐり逢いの場として好評をいただいています。今年度の学術大会でも多くの皆様が集い、研究成果の発表とディスカッションを通じて、切磋琢磨し、さらなる研究への飛躍の機会を提供できる場を作り上げたいと考えております。
 これまで本学会の学術大会は東京、大阪、名古屋をローテーションする形で都市部にて開催してまいりました。しかし、デジタルヘルスの活用、さらに医療DXは大都市圏よりもむしろ地方においてより成果を発揮できることが多いと考えます。とくに地方は医療や健康をめぐる地域課題も多く、デジタル技術の活用によって大きな変革につなげることができるはずです。
 こうしたことから、第17回ITヘルスケア学会年次学術大会は地方開催を試みることといたしました。この分野で先端的な研究や実践に取り組まれている皆様が沖縄県にご参集いただけることで、沖縄県で地域医療や健康政策、さらには関連情報システムの開発等に携わる皆様との交流の機会を創出し、地域における一層のデジタルヘルス・医療DX推進を図っていくきっかけにできたらと考えています。
 ぜひ多くの皆様に、沖縄県名護市にご参集いただけましたら幸いです。

第17回ITヘルスケア学会年次学術大会 大会長
名桜大学人間健康学部健康情報学科 教授
木暮 祐一