12:00-12:50(第1会場) ランチョンセミナー
「デジタルクローンAI技術を活用した説明動画作成・視聴システムの開発と導入効果」
座長:磯部 陽(国際医療福祉大学臨床医学研究センター 教授)
「医師の働き方改革」の推進と患者への説明内容の理解度向上を目指し、TOPPAN株式会社と北海道大学病院で共同開発したWEBアプリケーション「DICTOR」を紹介する。デジタルクローン技術を活用して動画を生成し、説明業務等を支援するもので、初回に声と顔を登録してデジタルクローンを生成する。その後任意の説明内容をテキスト入力をすることにより作成者本人の姿で説明動画が生成される。
提供:TOPPAN株式会社
演者:渡邊 祐介(北海道大学病院 医療・ヘルスサイエンス研究開発機構 臨床研究開発センター長補佐・特任講師/藤田医科大学 先端ロボット・内視鏡手術学講座 准教授)
医学博士.外科医として診療・研究に従事しながら,臨床研究および研究開発支援業務に携わる.McGill大学(カナダ、モントリオール)低侵襲外科教室留学時代に外科教育や患者中心アウトカムなどの研究に携わる.研究教育活動等が評価され、米国外科学会(ACS)International Scholarshipを受賞.厚生労働省医系技官(現医政局研究開発政策課)として研究開発行政に従事し,2019 年より現職.現職では,臨床研究中核病院・橋渡し研究支援拠点における研究開発支援業務全般に携わり、治験・臨床研究に係るデジタル基盤の開発にも注力している.藤田医科大学では外科医育成や医療機器開発、外科領域のAI技術を含めた研究開発に取り組んでいる.
13:00-14:20(第1会場) シンポジウム8
「顔認識技術を用いた医療・健康分野への応用に関する最新研究動向」
座長:今岡 仁(日本電気株式会社 NECフェロー)
本セッションでは、顔からわかる医療や健康分野について議論する。顔のエイジングケアについて資生堂の江連フェローより、顔画像からAI処理によって体液の変動を推測する技術について筑波大学の鶴嶋先生より、顔からヘルスケア技術全般についてはNECの今岡フェローがお話する。ディスカッションでは、顔を中心とした非侵襲でとれるヘルスケアについての将来を語り合う。
「フェイスケア研究開発の最先端」
江連 智暢(株式会社資生堂みらい開発研究所 フェロー)
1990年 東京都立大学大学院理学研究科修士課程修了
1990年 株式会社資生堂入社
2020年 株式会社資生堂みらい開発研究所フェロー
2023年 神戸大学大学院イノベーション研究科 客員教授 (兼任)
現在に至る
「顔の状態からAI処理によって体液の変動を推測する技術」
鶴嶋 英夫(筑波大学医学医療系臨床教授/筑波大学サイバニクス研究センター 客員准教授/ひたちなか総合病院脳神経外科主任科長)
1984年筑波大学附属病院脳神経外科研修医、
1990年慶応大学解剖学教室にて神経再生を研究、
1992年理化学研究所にて腫瘍免疫を研究、
1999年琉球大学脳神経外科に勤務、
2000年米国Johns Hopkins 大学医学部Biomedical Engineering部門と2004年産業技術総合研究所でNanotechnologyによるDrug Delivery Systemについて研究、
2009年筑波大学医学医療系脳神経外科にて医工連携研究、臨床研究統括、脳卒中に対するロボット医療機器の治験の責任者等を務める。
「顔から推定できるヘルスケア情報に関する最新動向」
今岡 仁(日本電気株式会社 NECフェロー)
1997年NEC入社。脳視覚情報処理の研究開発の後、2002年に顔認証技術の研究開発を開始。世界70カ国以上での生体認証製品の事業化に貢献するとともに、NIST(米国国立標準技術研究所)の顔認証ベンチマークテストで世界No.1評価を6回獲得。令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞(開発部門)」受賞。令和5年春の褒章「紫綬褒章」受章。
13:00-14:20(第2会場) シンポジウム9
「本人主体のPHRで実現する健康・医療・介護DX」
PHR(パーソナルヘルスレコード)を活用して健康・医療・介護DXを実現するためには、PHRが本人の日常生活から生まれたデータを取り扱っていることを理解し、本人、家族の意思を尊重してデータ共有可能な仕組み、サービスを発展させる必要がある。PHRを介してデータ連携する取り組み(PHR普及推進協議会の民間・自治体向けPHRサービスガイドライン、AMED事業、SIP事業、各地の先進的な取り組み等)の現況を紹介するとともに、今後の展望、課題を議論する。
座長:石見 拓(京都大学大学院医学研究科 予防医療学分野 教授)
本村 純(名桜大学人間健康学部健康情報学科 上級准教授)
「本人主体のPHRで実現する健康・医療・介護DX 実現に向けた取り組みの紹介」
石見 拓(京都大学大学院医学研究科 予防医療学分野 教授)
1972年埼玉県生まれ。群馬大学医学部卒業。循環器内科医。大阪大学大学院(救急医学)博士課程、京都大学大学院臨床研究者養成コース修了。専門は循環器内科、蘇生科学、予防医療学。PHR普及推進協議会 代表理事、日本AED財団 専務理事、大阪ライフサポート協会副理事長。心肺蘇生・AED、PHRの普及・実装と研究による評価改善を目指している。アウトドア好き、将来の夢はログビルダー、釣り人。
「PHRを活用した産業保健革命」
大神 明(産業医科大学産業生態科学研究所作業関連疾患予防学 教授)
産業医科大学医学部卒 産業医科大学医学部大学院修了。産業医科大学 産業生態科学研究所 助手、講師、助教授、准教授を経て2011年より作業関連疾患予防学教授。日本産業衛生学会理事、社会医学系専門医協会理事、産業衛生専門医委員会委員長および社会医学系専門医協会試験分科会会長。産業医学(作業関連疾患の予防)の教育、研究に従事。
「PHRと先端技術が実現する『より良い医療のかたち』」
大山 訓弘(日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 ヘルスケア統括本部長)
日本マイクロソフトにて、ヘルスケア業界に対する全般的な事業活動についての責務を担う。AI や複合現実・各種クラウドテクノロジー等を含むマイクロソフトの製品全般を日本の医療現場や医療行政、製薬企業における経営改革、働き方改革に対する提案活動に従事している。また医療情報に関連する学会・団体を通じた提言活動も行っている。マイクロソフト入社前はSAP ジャパンにおいて各種マネジメントを歴任し企業の経営改革支援に従事。一般社団法人 PHR 普及推進協議会理事、医療 AI プラットフォーム技術研究組合理事、一般社団法人日本ユーザビリティ医療情報化推進協議会監事、一般社団法人医療トレーサビリティ推進協議会監事。香川大学経済学部卒。
「健康・医療・介護DX実現のために求められる情報標準化の取り組み 現状・課題・展望」
山本 景一(大阪歯科大学医療イノベーション研究推進機構事業化研究推進センターデータサイエンス部門 教授)
2023年より大阪歯科大学 医療イノベーション研究推進機構 事業化研究推進センター データサイエンス部門 / 教育情報センター 所長 専任教授 博士(医学)
一般社団法人 PHR普及推進協議会 理事
一般社団法人 ヘルスデータサイエンス学会 業務執行理事
「自身の意思で活用できるPHRアプリ・サービスの開発と実装/能登半島被災地支援の取り組みから見えてきたこと」
阿部 達也(株式会社ヘルステック研究所 代表取締役)
1965年大阪生まれ。1988年京都大学工学部衛生工学科卒。
株式会社リクルート、株式会社日本プロバスケットボールを経て大学発ベンチャーとして2017年株式会社ヘルステック研究所を創業し代表取締役社長に就任。2019年一般社団法人PHR普及推進協議会の理事に就任し現在は専務理事。京都大学との共同研究や文科省の調査研究事業、民間企業(製薬会社、保険会社等)との共同研究事業、AMED、SIPでは分担研究者として社会実装に向けてPHRに係る研究や事業を実施している。
「地域の情報プラットフォーム ヘルスケアパスポートの展開:地域包括ケアでの活用やがん患者支援の具体例」
丸井 崇(TIS株式会社ヘルスケアサービス事業部 事業部長)
1973年 横浜出身。青山学院大学理工学部物理学科卒業。1996年東洋情報システム(現TIS)に入社。香港駐在、天津現地法人総経理、海外事業企画などを海外事業に長年従事。その後、クラウドやセキュリティなどのプラットフォーム事業の営業責任者を担当。2022年からヘルスケア事業の責任者として、医療、地域、製薬、保険領域のヘルスケア医療データビジネスや医療DXを踏まえたクラウドサービスビジネスを担当。
14:30-15:50(第1会場) シンポジウム10
「デジタル医学による生活習慣病の重症化予防、セルフケアやがん領域のサポート」
国民皆保険制度のサステイナビリティを保つための生活習慣病等の重症化予防におけるイノベーションが期待されており、デジタル医学の重要性は言うまでもない。今回、産官学から座長、演者を集め、最先端の取り組みを共有し、現状の課題や将来に向けての方向性についてディスカッションを行う。
座長:宮田 俊男(早稲田大学理工学術院先端生命医科学センター 教授)
高江 慎一(厚生労働省 医薬局 医療機器審査管理課長)
「高血圧治療アプリを用いた生活習慣病の重症化予防」
佐竹 晃太(日本赤十字社医療センター呼吸器内科/株式会社CureApp 代表取締役社長)
慶應義塾大学医学部卒、日本赤十字社医療センターなどで臨床業務に従事し、呼吸器内科医として多くの患者様の診療に携わる。2012年より海外の大学院に留学し、中国・米国においてグローバルな視点で医療や経営を捉える経験を積む。米国大学院では公衆衛生学を専攻する傍ら、医療インフォマティクスの研究に従事する。帰国後、2014年に株式会社CureAppを創業。現在も診療を継続し、医療現場に立つ。
上海中欧国際工商学院(CEIBS)経営学修士号(MBA)修了、米国ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院公衆衛生学修士号(MPH)修了。
「家庭用SaMDの次世代医療機器評価指標作成事業」
岡本 吉弘(国立医薬品食品衛生研究所 医療機器部 性能評価室長)
株式会社ブリヂストン
早稲田大学大学院生命理工学専攻博士課程修了
(独)医薬品医療機器総合機構
国立医薬品食品衛生研究所
「患者の経験を活かした支援」
任 和子(京都大学大学院医学研究科 教授/日本看護協会副会長)
1984年4月 京都大学医学部附属病院 看護師
2000年5月 名古屋大学医学部保健学科 助教授
2007年4月 京都大学医学部附属病院 病院長補佐・看護部長
2011年4月 京都大学大学院医学研究科 教授
「看護アセスメント力を高めるためのゲーミング教材の開発とその応用」
川上 祐子(京都府立医科大学医学部看護学科 講師)
2012年早稲田大学人間科学部卒業
2021年早稲田大学大学院人間科学研究科後期博士課程卒業
2020年より現職
「看護アセスメント力を高めるためのマルチプラットフォームアプリケーション」
中村 康則(株式会社SCREENアドバンストシステムソリューションズ 執行役員)
早稲田大学大学院人間科学研究科 博士後期課程修了,博士(人間科学)。 専門は,成人教育(大人の学び),心理学を基礎としたインストラクショナル・デザイン(教えることのデザイン)。京都大学大学院医学系研究科人間科学系専攻非常勤講師。
14:30-15:50(第2会場) シンポジウム11
「医療も暮らしも豊かにするOMO時代のコミュニケーションデザイン」
デジタル技術の進化により、空間や時間を超えたアクセスが可能となりました。病気で沖縄に来ることができない子どもたちは、美ら海水族館をバーチャル遠足として体験することができるようになりました。また、医療従事者が情報発信をすることが当たり前になりつつある時代に、友愛医療センターの動画コミュニケーションは沖縄広告賞で金賞を受賞しました。このシンポジウムでは、病院マーケティングサミットJAPANとの共同企画として、OMO(Online Merges Offline)時代においてオンラインとオフラインが融合し、より豊かになるヘルスコミュニケーションや地域共創について議論します。
共同企画:病院マーケティングサミットJAPAN
座長:井上 祥(株式会社メディカルノート 代表取締役/大阪大学 招へい准教授)
竹田 陽介(病院マーケティングサミットJAPAN 代表理事/カルチュラルエンジニア)
「OMO時代のコミュニケーションデザイン」
井上祥(株式会社メディカルノート代表取締役/大阪大学招へい准教授)
2009年横浜市立大学医学部卒。横浜労災病院初期研修医を経て2011年より横浜市立大学大学院医学教育学・消化器内科学、2015年3月に医学博士。2014 年10月に株式会社メディカルノートを共同創業し現在、代表取締役。 2008年北京頭脳オリンピック”WMSG”チェス日本代表。日本オリンピック委員会中央競技団体ドクターとして2013年仁川アジア大会チェス日本代表のアンチ・ドーピングを担当。大阪大学招へい准教授。日本医療機能評価機構EBM普及推進事業運営委員。ITヘルスケア学会理事。横浜市立大学医学部非常勤講師。東京医科歯科大学非常勤講師。千葉大学客員研究員。横浜市立大学医学部同窓会倶進会理事。一般財団法人横浜総合医学振興財団 理事など。
「友愛の心が目指すEGAOの医療 〜構造改革がもたらす院内外のコミ~」
ュニケーション活性化〜西平守邦(社会医療法人友愛医療センター副院長・腎臓内科部長・地域医療部部長)
2006年筑波大学医学専門学群を卒業後、大阪大学大学院公衆衛生学「健康医療問題解決能力の涵養」教育プログラム修了。中頭病院での臨床研修を経て、豊見城中央病院(友愛医療センター前身)、琉球大学、名古屋第二赤十字、増子記念病院などで経験を積む。2019年より友愛医療センターにて、腎臓内科部長そして2023年より副院長として地域連携や医療DX、医療安全などを担当。総合内科、腎臓、透析、腎移植の各専門医・指導医資格を有し、ICDとして感染対策なども従事。
「子どもに笑顔を〜水族館×社会から始まる、テーマパークを越えた美ら海の新たな挑戦〜」
佐藤 圭一(沖縄美ら海水族館 統括)
1971年生まれ。栃木県出身。北海道大学大学院・博士後期課程修了(博士・水産学)。同大学博士研究員を経て、2000年に国営沖縄記念公園水族館勤務、2013年沖縄美ら島財団総合研究センター・動物研究室長、2017年より沖縄美ら海水族館・統括。軟骨魚類の比較解剖学・分類学・繁殖生態学を専門分野として、幅広くサメ・エイ類の研究および普及活動を行なう。著書に「深層サメ学」、「沖縄美ら海水族館はなぜ役に立たない研究をするのか」(産業編集センター)、「サメすご図鑑」(KADOKAWA)など。
「未来づくりの主語はワカモノ〜地域・世代を超えたヘルス×ウェルネスの共創〜」
竹田 陽介(病院マーケティングサミットJAPAN 代表理事/カルチュラルエンジニア)
循環器内科医としての診療に加え、多くの病院ファンづくりや学会プロデュースを手掛ける医療コミュニケーションのエキスパート。近年はカルチュラルエンジニアとして、病院、学校、企業、学会の橋渡し、「すこやか(ヘルス×ウェルネス)」共創プロジェクトの監修を行っている。
2006年 獨協医科大学医学部 卒業
同年 順天堂大学附属病院 臨床研修センター
2008年 獨協医科大学附属病院 循環器内科
2010年 東京工業大学 大学院生命理工学研究科
2014年~現在 株式会社Vitaly 代表取締役
2018年~現在 病院マーケティングサミットJAPAN 代表理事 メディグル株式会社 社外取締役、香川大学医学部特命エグゼクティブアドバイザー、循環動態アカデミー 世話人、「教えて、足病先生!」事務局長
コメンテータ:
宮瀬 忍(面白法人カヤック プロデューサー / 琉球フットボールクラブ(FC琉球) 取締役)
親富祖 祐大(浦添総合病院 医療相談・医療連携支援室かけはし 主任)
16:00-16:50(第1会場) 大会長特別対談
「対談:スマートデバイスが命を見守る時代へ」
常に持ち歩いたり、身につけて活用されるスマートフォンやウェアラブルデバイスはもはや誰もが日常的に活用する時代となった。これらスマートデバイスは、デバイスとアプリケーションがユーザーの身体の状態をも常時モニタリングしてくれるようになり、何か異常が検出されれば直ちに本人に通知してくれる、まさに「人の命を見守るツール」へと進化している。大会長の木暮がこうしたスマートデバイスの進化をたどると共に、実際にAppleWatchで命を救われたご本人にも登壇いただき、スマートデバイスの未来について対談する。
座長:木暮 祐一(名桜大学人間健康学部健康情報学科 教授)
飯村 正ひこ(株式会社ラック コーポレートコミュニケーション室担当部長 PRポピュラライザー)
東京都出身、1988年東京電機大学電気科卒業。キヤノン販売(現キヤノンマーケティングジャパン)で、OA機器の直接販売営業。その後Claris(Apple)、 Radius Japan、など外資系メーカーでのチャネル営業、Symantec、 Radius Japan、 Solidworksなど外資系メーカーの広報・マーケティングを歴任後、2007年 国内最大手のサイバー・セキュリティ企業ラックにて広報マネージャ。2011年 日本スマートフォンセキュリティ協会の立上げ。PR部会長としてスマホの安全利用の啓発。2015年 年金機構事件後、ラック「標的型攻撃対策本部」にて、市町村のサイバー攻撃対策支援と啓発活動に従事。2016年 PwCコンサルティングにて、DXやCyberなどのテクノロジーコンサルティングのマーケティングに従事。2019年8月 株式会社ラック PR ポピュラライザー (現職)。
約10年ぐらい前から不整脈があったため、Apple Watch4が米国で発売されてすぐNYで購入し、不整脈発作を記録。その後、アベレーション手術(カテーテル手術)で完治。Facebook、Twitterでウエラブルデバイスの効能を紹介していたら、米AppleからスカウトがありApple WatchのCMに出演した。
プライベートでは週末は千葉の外房でサーフィン・ボディーボードをする親父ウォーターマン。元千葉市青少年育成委員、元中学校PTA会長、元小学校PTA副会長など地域活動にも積極的に参加。要介護5の寝たきりとなった母の在宅介護を経験し、地域ボランティアなどの社会貢献活動にも関心が高い。仕事もプライベートでも公私分けへだてなく、人が大好き。家族大好きの、2児の親父。
木暮 祐一(名桜大学人間健康学部健康情報学科 教授)
東京都出身、出版業界、モバイルコンテンツ業界を経て、2007年に「携帯電話の遠隔医療応用に関する研究」に携わり、徳島大学大学院工学研究科博士課程を修了し、大学教員へ転身。2009年武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部准教授、2013年青森公立大学経営経済学部地域みらい学科准教授、2023年名桜大学人間健康学部健康情報学科教授。日本有数のケータイコレクターとしても知られる。日本スマートフォンセキュリティ協会アドバイザー。
コメンテータ:
ポール 神田 敏晶(ITジャーナリスト/コンサルタント/複業家)
1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。沖縄科学技術大学院大学(OIST)イノベーションインキュベーターのSPEC開発ラボにてヘルスケアアプリ開発に携わる。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。
16:00-16:50(第2会場) シンポジウム12
「遠隔健康医療相談サービスにできること ~健康相談は地域の課題をどう解決するか~」
COVID-19の流行以降、手軽に自身の健康について相談できるサービスである遠隔健康医療相談が注目を集めている。そのような中で、日本の遠隔健康医療相談や関連する医療サービスの発展と振興及び、遠隔健康医療相談を社会全体が安全に利用できる環境を整備することを通して、人々の健康に寄与することを目的として、一般社団法人 遠隔健康医療相談適正推進機構(略称:TELEQ、https://teleq.or.jp/)が2022年より活動している。本セッションではTELEQの理事企業各社代表を交え、沖縄県が抱える課題を踏まえつつ、遠隔健康医療相談サービスがいかにして地域の医療・ヘルスケア上の課題解決に貢献できるかを議論する。
座長:牧園 昌泰(ヘルスケアテクノロジーズ株式会社)
小川智也(MRT株式会社 代表取締役)
救急科専門医・日本抗加齢医学会専門医・MBA。大阪府立千里救命救急センター、大阪医療センター救命救急センターにて災害医療・救急医療に従事。その後、MRT株式会社にてITを活用した医療プラットフォーム事業を展開。現在、全国の医療機関・自治体・関係省庁と連携しオンライン健康医療相談・オンライン診療のサービスを提供している。
井上 祥(株式会社メディカルノート 代表取締役・共同創業者 医師・医学博士)
2009年横浜市立大学医学部卒。横浜労災病院初期研修医を経て2011年より横浜市立大学大学院医学教育学・消化器内科学、2015年3月に医学博士。一般生活者の医療リテラシー向上を理念に大学院在学中の2014 年10月に株式会社メディカルノートを創業し現在代表取締役。2008年北京頭脳オリンピック”WMSG”チェス日本代表。日本オリンピック委員会中央競技団体ドクターとして2013年仁川アジア大会チェス日本代表のアンチ・ドーピングを担当。日本医療機能評価機構EBM普及推進事業運営委員。NPO法人JAMSNET東京理事。横浜市立大学医学部非常勤講師。横浜市立大学医学部同窓会倶進会常任理事。横浜総合医学振興財団理事。
大石 怜史(ヘルスケアテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO)
2018年5月ソフトバンク株式会社に入社し、ビジネス ストラテジストとして海外企業との提携案件交渉や新規事業提案に携わる。2018年10月ソフトバンクが掲げる「Beyond Carrier」戦略をヘルスケア領域でさらに推進するためのグループ会社としてヘルスケアテクノロジーズ株式会社を設立、代表取締役社長 兼 CEOに就任。ソフトバンク入社以前は、GMOグローバルサイン株式会社にて、東南アジア諸国におけるJV案件を担当、インド・ロシア・UAE法人を設立、事業統括するなど、海外事業展開や新規事業マネジメントへの豊富な経験を有する。
橋本 直也(株式会社Kids Public 代表取締役)
2009年日本大学医学部卒。小児科専門医。聖路加国際病院での初期研修を経て、国立成育医療研究センターにて小児科研修。その後、東京大学大学院にて公衆衛生学修士号を取得。子育てにおいて誰も孤立しない社会づくりを目指し、2015年12月に株式会社Kids Publicを設立。現役の小児科医、産婦人科医、助産師にスマホから相談できる「小児科オンライン」「産婦人科オンライン」を運営。医療×ICTで、病院で待っているだけでは届かない不安、孤立へのリーチを目指す。
宮武 将史(沖縄セルラー電話株式会社 ソリューション営業本部 ビジネス開発部 うちなーSmartLife推進グループ 課長補佐)
東京都出身。大学卒業後、製薬会社へ入社し、MRとして沖縄や福岡で勤務。その後、沖縄移住を機に転職。2022年沖縄セルラー電話の医療・ヘルスケア事業部へ参画し、同事業部が掲げる「沖縄の健康長寿奪還」をミッションに、沖縄県内の医療・ヘルスケア課題の解決に向け取り組む。
17:00-17:50(第1会場) 特別講演2
「オリオンビールの健康経営施策」
オリオンビール株式会社は沖縄県に本拠を置く日本の大手ビールメーカー。創業は第二次世界大戦後、アメリカ合衆国による沖縄統治時代の1957年。全国シェアは大手4社に次ぐ第5位だが、沖縄県内ではシェア第1位で、約5割を占めている。そのオリオンビールは名護市東江にある名護工場で生産される。名護市はビールの街ともいえる。このオリオングループではCHO(Chief Health Officer)執行役員人事総務本部長である矢沼恵一氏が率いる健康経営プロジェクトチームが主軸となって、産業医・保健師・安全衛生委員会と協働しながら、従業員の健康維持・増進を図る取り組みを実施している。このオリオンビールの健康経営施策について、矢沼常務執行役員をお招きし、ご解説をいただく。
座長:木暮 祐一(名桜大学人間健康学部健康情報学科 教授)
矢沼 恵一(オリオンビール株式会社 Chief Health Officer 常務執行役員 人事総務本部長)
大学卒業後、西武百貨店に入社。本社人事部に配属となる。人事制度策定や評価、人員削減を伴う雇用調整など人事全般を幅広く経験。その後、メリルリンチ日本証券へ。以降外資系企業を中心にHRプロフェッショナルとしてHR業務の全般に携わる。2019年にオリオンビール入社、現職。ORION WAYの策定等を中心に、同社の組織風土改革や若手の育成と積極的登用に力を入れる。
18:30-20:30(OKINAWAフルーツランド) 懇親会
名桜大学近くのOKINAWAフルーツランド宴会場にて18:30より懇親会を企画しております。学術大会にお越しになる皆さま同士の親睦を深める絶好の機会となりますよう準備を進めております。ぜひお誘いあわせの上、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。スムーズな学会運営にご協力いただきたく、下記リンクから事前参加申込をお願いします。